2015年09月28日

飯綱高原キャンプ場(長野県長野市)

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【特徴】
戸隠の途中にある湖畔のキャンプ場。7月3連休の後半に行ってきました。
【住所】
長野県長野市大字上ヶ屋2471-608
【日付】
2015年7月
【駐車場】
約7,80台分
【遊具】
あり(フィールドアスレチックもあります)
【トイレ】
有り。きれい。

【レポート】
 飯綱高原キャンプ場の周辺は、私のような長野県外の人間から見ると、戸隠に行く途中に「なんだか小さな池を中心に小さなドライブインみたいなのがある地味なスポット」という印象がありました。何度も戸隠に通ってるうちに、「あれ? 湖畔にキャンプ場があるみたいだぞ」と気付き、キャンプ好きとしてキャンプ場を調べていると「あれ? 日帰り入浴できる施設が近くにあるみたいだぞ」と気付き、「意外に良いキャンプ場なんじゃないか?」となったわけです。

 飯綱高原キャンプ場は、飯綱山の南側の麓、大座法師池にのぞむ林の中にあります。長野市街から戸隠へとつながる戸隠バードラインにも面していて、戸隠への道中、(ぱっと見)小さな池とアヒルボートがある一画を目にすることになりますが、たいていの場合は素通りして目的地の戸隠へ急いでしまいます。
 しかし、しかし、さりながら、特に天気の良い日はバードラインに面した駐車場に車をとめて、ここで一息ついていただきたい。そして、ぱっと見小さいと思ったけど道路から見えていなかった部分が案外広かった池を散歩感覚で一周して(まぁ、15分から20分くらいです)、池の南側まで着いたら北にある飯綱山を見上げていただきたい。
 すると、こんな風景があるのです。↓(クリックすると、やや大きめの写真が)
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 澄んだ水面に逆さ富士を思わせる風景です。このブログをご覧の諸賢はお気づきと思いますが、私の写真撮影の技術はつたないものです。逆に、それでもこれくらいの写真が出来上がってるということは、オリジナルがどれくらい素晴らしいかという想像もつくというもの。戸隠の鏡池も美しいが、この風景も、けっしてひけをとりません。
 池の向こうの飯綱山は長野市内の小学生登山に利用されるほど長野市民に愛されている山であり、また、飯縄権現を祀る信仰の山でもあります。特に、戦国時代の英雄、上杉謙信は兜の前立てに飯縄権現像を用いるほどの信仰ぶりでした。脇にそれますが作家の明石散人氏は、飯綱山の神様はカルラ神(インド神話の神鳥ガルーダを仏教に取り込んで神格化した神様)で、この神様を信じれば飛行の術を得られるという信仰があり、上杉謙信も飛行の術を得るべく飯綱山の神様を信仰していた、という説を唱えています。傍証として、この信仰では女犯は厳禁であり、謙信が生涯子供を持たなかったのは、この信仰の結果であった、という説も挙げています。
 また、手前の池「大座法師池」の名前のいわれですが、昔々、伝説上の巨人であるダイダラボッチが飯綱山に腰かけた時、足をついた場所がここで、足跡に水がたまって大座法師池になった、とのことです。
 上の写真は、由来の深い山と池のツーショットなわけです。

 7月3連休の後半、このキャンプ場を利用しました。長女の予定がなかなかはっきりしなかったので、予約したのは半月前でした。予約状況はキャンプ場のHPから確認できます。3連休だし、もう予約は埋まってるかなと案じていたのですが、まだ余裕がありました。オートキャンプ場じゃないところ、特に駐車場とキャンプサイトが離れているキャンプ場は、案外直前まで予約できるもんですね。そういう傾向ってどうなのかな、とは思いますが、おかげで私は助かってます。

 戸隠バードラインで戸隠に向かう途中、大座法師池を過ぎてすぐに飯綱高原キャンプ場の案内板が立っています。バードラインに面した駐車場に車をとめ、リヤカーを借りて荷物を運び込みます。事前に口コミなどを見たところ、リヤカーの数が少ないために、独占したり騙して横取りしたりするマナー知らずがいて迷惑を被ったという話もありましたが、今回は幸いにも搬入時も搬出時もそういったことはありませんでした。
 キャンプ場の様子。
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 上が南側です。池の右岸にキャンプ場があり、右岸斜面の上の方にバンガローやログキャビンがあります。
 斜面下の方はフリーのテントサイトです。キャンプ場の奥にはフィールドアスレチックがあります(写真はありませんが、結構な数のアスレチックです)。

 今回は戦力として計算していた長女が部活で参加できないので、省力化を目指してバンガローを借りました。
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 外は少しボロかったですが、中は清掃が行き届いていました。6畳板張り。コンセントと電灯ありです。5人家族(大人2・小学生2・乳幼児1)でも余裕で寝られました。もう1人くらい、いけます。
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 バンガロー郡の中では最奥の「からまつ」でした。バンガローと、それより大きめのログキャビンが当キャンプ場にはあるのですが、どちらも斜面に立っています。うちはキャンプは必ず大荷物なので、リヤカーで斜面を駆け上がるのは、少々難儀でした。

 バンガローの奥にログキャビンがあります。
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設備はバンガローと同じですが、広さは8畳で、ログキャビンよりは大きめです。大人のグループが借りてました。

 バンガローを借りると思ったよりも楽でした。テントをはる手間が省けるとこんなに楽なのか? というくらい。バンガローの前、湖面を見下ろす側にヘキサタープを立まして。ポールを使って湖面側のひさしを上げます。
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斜面なので、湖面側の眺めは良好です。木がジャマと言えばジャマかもしれませんが。
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ちなみにテント泊ならば、湖面そばに泊まれます。
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バンガローやログキャビンの場合は、食事する場所を確保するのに苦労するように思いました。
どこも傾斜があるので、平らな場所を探すのに苦労しそう。今回タープを貼った場所も斜めでした。ガス台に乗せた鍋がすべり落ちないように気を使いました。
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ガス台やテーブルは水平になるように足の長さを調節する下敷きのようなもの(レンガブロックや太いマキざっぽとか)を用意した方が良いと思います。

焚火は焚火台で(直火禁止です)。
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いつも焚火係をやっていた長女がいないので、次女の出番。さんざん苦労して(長女に任せっきりでカンが衰えていた)私も協力して、やっと火が着きました。
 次女はこの時のことが悔しくて、夏休みの実験として「着火しやすいマキの組み方」というテーマを自分で見つけて取り組んでいました。火が着きやすいマキの組み方を実際に発見して、(見せかけではない)本物の成果を上げましたが、先生には伝わり難かったらしく表彰は逃しました(見せかけの成果を書いた長男の実験の方は表彰されました)。表彰は案外大したことがないというお話と、キャンプやってダイレクトに子供の成長があって幸せだったというお話でした。

 バンガローの近くに水場。まずまず、平均的。
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 バンガローの斜面を下ったところに、トイレ。
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 中は新しい感じ。
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 落ち着きます。
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 洗面台も子供用と大人用があります。
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 トイレはokです。

 ちなみに、キャンプ場近くのお店となりますと、池の北岸にガソリンスタンド、蕎麦屋(兼ドライブイン)、喫茶店があります。昼は盛り蕎麦を食べましたが、なかなか美味しかった。この辺りはどの店でもレベルの高いお蕎麦を食べられます。
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 キャンプ場の駐車場の向かいにコンビニがありますが、24時間営業ではありません。
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 周辺の店は、大体こんな感じです。

 遊具は、先述のフィールドアスレチック以外で、3,4歳〜小学校低学年の子供が遊ぶものとなりますと、
 このシーソー
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 あとは小さなジャングルジムと小さな乗り物ですね。
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 小さな子供の遊具は、わりと有る方だと思います。

 近くに日帰り入浴可能な宿泊施設(アゼリア)があります。キャンプ場で割引券をもらいました。利用は8時までです。ただし、アゼリアまで歩いて行くのは(可能ですが)少々面倒な距離です。キャンプ場とアゼリアの間の道も、こんな感じの車メインの車道です。路肩も狭いし。車もほどほどに通るし。
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 キャンプ場近くから、戸隠神社へ続く参拝道があります。ハイキング用のルートです。今回の目的の一つも、戸隠周辺をハイキングしようかな、という目論見があったので下見してみましたが、わりと草ぼうぼうでした。この時期は、ちょっと歩くのを躊躇しますな。
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 いつものカレー夕食を食べまして、子供たちは寝ます。夏ですが、網戸にして寝ればバンガローの中も十分涼しいです。
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 我々夫婦は焚火を囲んでいつものビールを楽しんだのですが、隣のログキャビンに来てるグループが随分はしゃいじゃって、せっかくの湖畔も静けさのかけらもありません。はしゃいでいるのは長野や松本辺りの保母さんたちのグループ(聞きたくなくても彼女たちの背景が耳に入ってくるくらいのかまびすしさでした)だったので、普段保母さんにお世話になっている共働き家庭の私としては寛容な気持ちでいましたが、妻の方がイライラしてしまって私はハラハラし通しでした。
 他の方のブログでも、騒々しい人たちの話がありましたので、このキャンプ場のログキャビン等は、市内の学生や若い人たちが気軽に利用して大はしゃぎすることの多い場所なのでしょう。さすがに騒いじゃいけない時間を大きく無視することはなかったので、さほど目くじら立てなくても良いと思いますが、残念と言えば残念ではあります。

 翌朝。テントと違ってれっきとした建物で寝たせいか、いつもより熟睡。起きた時間も7時頃でした。
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目が覚めたのは私ひとり。
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料理やら設営やらビールやらで昨日は他のキャンパーに全く目が行きませんでしたが、湖畔にテントしたり、林の中にテントしたり、外から見ると、なかなか良い感じのキャンプ場です。
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キャンプ場から池を反時計回りに1周してみました。
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湖面は実に静かです。
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アスレチックの遊具です。
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湿地のような。
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北に飯綱山が見えてきました。
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池とセットで良い眺めです。
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これもアスレチック遊具なのか。
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朽ちた木が良い感じにコケに覆われています。
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池の東側に出ると、道が開けます。
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静かな池です。波ひとつ立ちません。
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池の北側へ。
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池の北岸。ボート小屋。
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1周歩いて20分ほどの大きさです。

ボート割引券もキャンプの申し込み時にもらっていたので、朝食後に利用しました。
4人乗りの大型足こぎボートもあります。(写真右)
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今回私たちは4人+乳幼児だったので、全員が1つのボートに乗れました。
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この池は湧き水が流れ込んでいるため、透明度が高いです。
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緑色のトロンとした池に慣れているので、こんなきれいな水面にボートを出すのが少しもったいない感じすらしました。
だんだん気温が上がって、夏らしい景色になってきました。
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池の真ん中から見たキャンプ場。鏡のような水面に陸地が写ってます。朝から飽きるくらいアチコチで、こんな鏡現象を見ています。
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この日は連休の最終日。昼から高速道路の上りが渋滞になるという予報。ボートを漕いだら子供たちが満足したこともあって、戸隠のハイキングはあきらめて帰りました。11時前に戸隠を出発して2時過ぎに千葉県の柏に到着。珍来でラーメン食って帰宅しました。

当たり前なんでしょうが、今回初体験のバンガローは楽でした。清掃も行き届いていたので気持ちよく利用できました。次回はテント泊にして、もっと池に近い場所に陣取ってみたら楽しいのではないかと思います。


【評価】
アクセス:5/5点(戸隠バードラインに面してすぐ)
散歩に向いているか:5/5点(池がステキ)
子供と遊べるか:5/5点(フィールドアスレチックとか、ボートとかあります)
総合評価:4/5点(強いて言えば、バンガローとかは斜面だったので調理で難儀しました。あと、騒々しいグループと当たってしまったのは残念。素直に5点をつけることができませんでした)


【地図】


posted by 江戸川半舗 at 10:02| Comment(0) | TrackBack(0) | ちい散歩(北信越) | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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