
【特徴】
自然の美しいキャンプ場です。9月のSW前半、フリーのテントサイトに泊まりました。
【住所】
新潟県妙高市杉野沢字笹ヶ峰
【日付】
2015年9月
【駐車場】
約100台分のスペースはあるが、登山客と共用なので、午前中は結構埋まっている。
【遊具】
なし
【トイレ】
有り。きれい。
【レポート】
去年に続いて今年も行ってきました。
笹ヶ峰キャンプ場は、上越の名峰、妙高山の南麓の奥まったところにあるキャンプ場です。
わりと標高の高い所にあるので、開設期間も短いです。7月にオープンして9月いっぱいで閉鎖します。しかも、9月は土日しか営業していません。
フリーサイトは予約ができません。他の方々のブログを見ていると、さすがにお盆の時期はそこそこ混むようですが、9月に入ると夜の寒さも厳しいせいか、シルバーウィークであっても全くストレスなく広々とテントを張ることができます。しかも、これまで同じ連休の時期に4回ほど行っていずれも好天に恵まれており、私たち家族は安心して計画を立てることができています。慣れ親しんだキャンプ場なのです。

シルバーウィークと呼ばれた長期連休の初日、中越地方で遊んだ私たち家族と、妻の弟夫婦、義母の計9人は、昼前にようやく中越を発って上越に向かいました。
棚田の風景で有名な場所を通ったのですが、運転中の身には今一つ棚感が伝わりません。

中越の松代を出発してから30分後、中越と上越の間の山地を通り抜けて、上越の平地に下りてきました。

私には何の由縁もない土地なのですが、上越は、妻が子供時代に住んでいた場所でして、ここ10年ほどは、年1,2回のペースで来ているのです。なわけで、上越の平坦な景色はすっかりおなじみなのです。

トキですな。
妙高山の東の麓を上信越自動車道や国道18号線が走っています。18号線沿いのナルスで食材を買っていよいよ山中へ入っていきます。まずまずの太さの車道ですので、ワゴンタイプの車で登っても、それほどストレスはありません。
杉野沢からだんだん山奥に入っていき、杉ノ原スキー場を横目に見ながらどんどんと高度を上げていきます。

ススキがいっぱい生えているのはスキー場です。

野尻湖をはるかに見下ろします。野尻湖はこの辺りのランドマークです(あ、今登っている妙高山もそうですね。そういえば、隣の黒姫山もそうだし、この辺りはランドマークでいっぱいです。幸せなことだと思います)。
結構な時間をかけて登ります。キャンプ場には大した売店もないので、麓でキッチリ食材その他の必需品を用意しておかないといけません。忘れものに気付いて同じ道を下って、なんて、かなりゲンナリする話です。
駐車場。出発が遅かったので、着いた時には2時を過ぎていました。

広々とした駐車場ですが、笹ヶ峰キャンプ場付近は妙高山や周辺の山々への主要な登山ルートの出発点になっています。登山客の車も多く、いつも8,9割は埋まっているような感じです。キャンプ場はそれほどでもないので、相当な数の登山客がいるということになりますな。
もう一つ付け加えますと、登山客が帰り始める午後になりますと、今しがた私が登って来た車道を下って帰る車が多くなります。対向車になるわけですが、家路を急いでやや強引な運転をする車も(まれに)いますから注意が必要です。
受付棟。

来た時にお金を払いますが、(フリーサイトは)帰りは特に何の手続きも必要ありません。

↑営業時間、設備の利用料金は、こんな感じです。

ゴミ捨て場。国立公園内のキャンプ場なので、ゴミ出しは選別が厳格です。受付棟の横にあるので、最初に確認しておいた方が良いです。ろくに見ないで、なんとなく「燃えるゴミ」「燃えないゴミ」に分けておいて、いざゴミ捨て場に来ますとビックリします(初めて来た時の私はソレでした)。
今回もやはり、空いてます。

受付棟や駐車場に一番近い、もっとも密度が高いエリアですら、この程度です。
妙高山の尾根が見えます。
キャンプは樹々が周囲を取り囲んでいるせいか、あまり妙高山や周囲の山々は見えません。

受付棟の奥に、ビジターセンター。

この辺りの散策路や登山ルートの情報が集まっています。が、キャンプ客の私的には、ビジターセンター右隣の入り口がトイレにつながってますが、こちらの方が重要です。トイレは夜間も利用可能です。広いキャンプ場内はトイレが他に2カ所くらいありますが、私はここが一番落ち着きます。
フリーサイト内には、こんな感じのテーブルがあちこちにありまして、それを使えるような感じにテントをはる人が多いみたいです。まぁ、私は使いませんでしたけど。

去年と同じ場所にテントを張ります。奥まった場所を選んでいるので、いちだんと空いていて、いちだんと気楽ですが、トイレや駐車場からもいちだんと離れていますので、その辺はトレードオフの関係になります。

受付棟で荷車を借りて、9人分の食材や寝袋、キャンプ用品を運びます。全体に北から南に向かって(受付棟からキャンプ場の奥に向かって)緩やかに傾斜しているので、行きはある程度楽ですが、帰りの荷運びが苦しくなります。まぁ、ある意味荷運びはフリーサイトの宿命だからやむをえませんな。
なんだかガチャガチャしながら設営。

おサルさんがいました。(下写真中央)

去年もあった朽木(の一部)。去年よりも土に還りつつある様子が明らかになっていました。

温暖な気候の「過剰な自然(すっごいいっぱい強烈な蚊が飛んで来たりとか)」ではなく、街中からポッと来た人間がホッとするような、自然の美しい場所だと思います。
ただし、9月後半の夜は寒いです。私、薄手の衣類しか用意してなかったので、途中から外にいられなくなりましたもん。ちゃんとした準備をしていた他のみなさんも、焚火の周りから離れられなくなりました。
翌日、昼近くまでグダグダして、昼飯は国道18号線まで下りてから食べようと、下山しました。
麓ではコスモスが咲いてました。

昨日もそうでしたが、妙高山は中腹から上が雲に覆われて見えません。明日は登山の予定なのですが、登るかどうか最後まで気になります。

蕎麦を堪能した後、いもり池へ。
いもり池は、ちょっと散歩するにはちょうど手ごろな大きさです。

スイレン(多分)の花が咲いています。全然意識してませんが、この季節なんですかね。

そして、普段なら正面に妙山が、山頂はゴツゴツしているのに意外なほど秀麗な姿を見せるのですが、今日は中腹から上がスッポリ雲に覆われています。

【評価】
アクセス:3/5点
散歩に向いているか:1/5点(キャンプ場ですからね)
子供と遊べるか:4/5点(キャンプをしましょう)
総合評価:4/5点(私の知っているキャンプ場の中では、ここが一番好きです)
【地図】
【以前行った時の記録】
2014年9月
2012年9月